カテゴリー別アーカイブ: 相場の原理原則

チャートパターンを攻略する

相場の原理原則が使えるチャートパターン

相場の原理原則インジケーターが、目標値をアウトプットできるチャートパターンは、フラッグとペナント及び小さい揉み合いです。

相場の原理原則インジケーターは、このチャートパターンを裁量トレーダーが認知し、それを赤枠で囲うことにより目標値をアウトプットすることが可能になります。

イメージがこの文章だけでは湧かないと思いますので、アウトプットしている様子を動画で確認してみましょう。

この動画を視聴していただければわかりますように、ここでポイントとなってくるのが、このチャートパターンの【形】となります。

フラッグの形と相場の原理原則インジケーターの合わせ方

フラッグの形は上昇時は上値と下値が切り下がり、下降時は上値と下値が切り上がる特徴があります。
そのため、基本的には上に2回、下に2回の反転ポイントが出た時点で□の範囲が確定するイメージです。

上昇時のフラッグ

右の画像は上昇時の局面ですが、この場合は、
①・・・フラッグを形成するローソク足の実体の中で最大値になる。
b・・・フラッグを形成するローソク足の実体の中で、必ず最小値になるわけではないが、最小値となる可能性が高い

つまり、bの時点でチャートパターンができている部分を囲えば、目標値をアウトプットできるということになります。

下降時のフラッグ

続いて、下降時の局面の場合は、
a・・・フラッグを形成するローソク足の実体の中で最小値になる。
②・・・フラッグを形成するローソク足の実体の中で、必ず最大値になるわけではないが、最大値となる可能性が高い

つまり、②の時点でチャートパターンができている部分を囲えば、目標値をアウトプットできるということになります。

ペナントの形と相場の原理原則インジケーターの合わせ方

ペナントの形は、上値が切り下がり下値が切り上がる中立パターン、上値が変わらず下値が切り上がる強気パターン、上値が切り下がり下値が変わらない弱気パターンの3種類ありますが、基本的には中立パターンと同じになります。

上昇時のペナント

上昇時の局面の場合は、
①・・・ペナントを形成するローソク足の実体の中で最大値になる。
b・・・ペナントを形成するローソク足の実体が左側のaより高い位置にあり、ペナントが確定する。

つまり、bの時点でチャートパターンができている部分を囲えば、目標値をアウトプットできるということになります。

下降時のペナント

下降時の局面の場合は、
a・・・ペナントを形成するローソク足の実体の中で最小値になる。
②・・・ペナントを形成するローソク足の実体が左側の①より低い位置にあり、ペナントが確定する。

つまり、②の時点でチャートパターンができている部分を囲えば、目標値をアウトプットできるということになります。

小さい揉み合いと相場の原理原則インジケーターの合わせ方

小さい揉み合いの形は、上昇時も下降時も同じです。

上昇時の小さい揉み合い

上昇時の小さい揉み合いは、形はフラッグと同様、トレンド方向と逆の傾きを持つ場合が多いです。

また、揉み合っている値幅も小さい場合が多く、時間的にも非常に短いケースが多いため、察知してブレイクを狙うのが非常に難しい特徴があります。

まれに比較的長い期間、小さい値幅で揉み合いになることがあります。

下降時の小さい揉み合い

下降時の小さい揉み合いは、形はフラッグと同様、トレンド方向と逆の傾きを持つ場合が多いです。

また、揉み合っている値幅も小さい場合が多く、時間的にも非常に短いケースが多いため、察知してブレイクを狙うのが非常に難しい特徴があります。

まれに比較的長い期間、小さい値幅で揉み合いになることがあります。

共通的な事項

1 基本的には、このインジケーターがアウトプットしたポイントまで届かない場合、【騙し】と市場が判定し、ロングの場合は赤枠の一番下、ショートの場合は赤枠の一番上まで戻してくる可能性が高くなります。

2 そのため、チャートパターンのロスカットは、右上のSLで表示された数字の終値抜けにしています。

利益を多く取っていくために、上昇トレンドの場合は、赤い四角枠の一番下に近いところ、下降トレンドの場合は、赤い四角枠の一番上に近いところまで引きつけると、リスク・リワードが良くなります。

3 このインジケーターは、チャートパターン近くの揉み合っているポイントに反応する設計になっています。

そのため、チャートパターンが形成されているポイントとあまりに近いところに揉み合っているポイントが存在すると、そこを目標値と算出することがあります。

その場合、その近い揉み合っているポイントもチャートパターンに組み入れて下さい。

エリオット波動を攻略する

エリオット波動の第3波と第5波を狙うエントリー方法について

トレードにはエントリー方法が沢山ありますが、このエントリー方法は、大きく分けると順張りと逆張りの2種類しかありません。

これは、エリオット波動で第3波や第5波の波動を捉える場合も同じです。

それでは、それぞれのエントリールールのメリット・デメリットを整理していきましょう。

逆張り
●メリット
・順張りと比較して、リスク・リワードの高いトレードが期待できる。
●デメリット
・勝率が順張りと比較して低い
・強いトレンドに、エントリーができない場合がある。
順張り
●メリット
・逆張りと比較して、勝率が高い。
・強いトレンドにも反応して捉えることが出来る。
●デメリット
・逆張りと比較して、リスク・リワードが悪い

ザックリと整理しましたが、大体、こんなところだと思います。
あとはトレーダーの好みになると思います。

それでは、具体的に当サイトが推奨する戦い方について、書いていきたいと思います。

第3波を狙う場合はダブルボトムの高値ラインとフィボナッチラインが重なるポイント、第5波を狙う場合は一度反転してから狙う。

いきなり結論から書いてしまいました。

それでは、具体的に第3波を狙う順張りの戦い方、第5波を狙う逆張りの戦い方について書いていきます。

第3波を狙う順張り方法・逆張り方法

以下の方法は、その前提条件である50.0~61.8%辺りに来た場合のアクションになります。

第2波~第3波に転換するポイントを狙う順張りのエントリー方法

第2波は、第1波の動きのほとんどを戻すケースが多いです。

そのため、第1波の起点をしばしば割って、トレンドの前提が崩れ、大きく思惑と逆方向に動いてしまうこともよく起こります。
(こうなると、損切りです。トレンドの判定が間違っていたということです。)

また第2波は、特徴的な波動の形をするケースが多いです。 特に61.8%押し目辺りの深い押し目になると、多くの場合、下のイメージ図のような形状になります。

エリオット波動第2波に多い形状のイメージ

イメージ図を見て頂ければわかる様に、概ね一つの目印となるような波動が高値と押し目の最深部の間に出来ます。

第1波高値とこの突出した山をトレンドラインで結び、結んだトレンドラインのレジスタンスを終値で超えたらエントリーをするか、もしくは髭で結んだトレンドラインタッチでエントリーをするイメージです。

エリオット波動第2波~第3波に転換するポイントで実際にエントリーするイメージ

第2波の途中で逆張りで入り、第3波を狙うエントリー方法

第2波での逆張り方法は3つあります。

一つ目は、50.0%押し目か61.8%押し目のポイントで入る方法

二つ目は、エリオット波動の第2波にトレンドラインで入る方法

三つ目は、チャートパターン完成時に発生しやすいサポレジ転換に乗っかる方法 です。

 

一つ目は、イメージできると思いますので割愛し、二つ目と三つ目をチャートの画像を使って説明をします。

●エリオット波動の第2波にトレンドラインで入る方法

トレンドは、その動く方向の他、傾きも維持する習性があります。
トレンドラインで入る方法は、その傾きを維持する習性を利用したエントリー方法です

●チャートパターン完成時に発生しやすいサポレジ転換に乗っかる方法

・押し目でダブルボトムが完成した後、高値で逆張りをする方法。

 

 

・戻り目でダブルトップが完成した後、安値で逆張りをする方法。

この他、底値圏で出る逆ヘッド&ショルダーや天井圏で出るヘッド&ショルダーなども、この候補に入ります。

いずれの場合にも、できればフィボナッチリトレイスメントと被ったりすると、より強い根拠となります。

第5波を狙う順張り方法・逆張り方法

多くのブログやメディアは、第3波が最も力強いと主張していますが、サイト管理人は、実はこの第5波こそが、もっとも力強い波動ではないのかと考えています。

勿論、波動の判別方法や目標レートの算出方法が特殊なのもありますが、分かり易い押し目水準を考えると、第5波を狙う価値は十分にありそうです。

第4波の途中で逆張りで入り、第5波を狙うエントリー方法

第4波の水準は分かり易いと書きました。
その理由は、チャートの左側で予想ができるためです。

つまり、第3波の到達具合でトレンドの強さが見えるため、到達の状況に拠ってはエントリーを見送ったり、押し目で入るポイントの深さを変えて調整したりできます。

具体的に押し目水準を書きます。

第3波の到達予想よりすこし強いかピッタリぐらい 押し目水準⇒第3波の23.6%~38.2%
第3波の到達予想に少し届かないくらい 押し目水準⇒第3波の38.2%~50.0%
第3波確定レート辺りか第3波目標値をオーバーシュート 押し目水準⇒第3波の50.0%~61.8%
第3波確定レートまで届かないor第5波目標値まで届く 見送り

赤太字のポイントが、第5波の発生確率も高く、トレンドも強いので熱いゾーンだといえます。

第4波~第5波に転換するポイントを狙う順張りのエントリー方法

第4波から第5波に移行する転換点では、トライアングルやレンジを形成する場合が多いです。

順張りで入る場合は、こうしたチャートパターンのブレイクを狙う方法が、全値押し水準までリスクを取る必要がなく、かつ、勝率も高いので手堅いです。